中途採用の求人で内定をもらえるかどうかを分ける重要なステップが面接です。書類は形式上のものであって面接で全てを決めるという企業も少なくありません。IT業界でも同様の傾向はありますが、エンジニアが転職するときにはそれ以前に重要なステップがあります。エンジニア向けの人材紹介を利用するのは効率の良い転職方法として知られるようになり、多くの人が利用するようになりました。

これを活用するときには最初に担当者からヒアリングを受けることになります。そのヒアリングは面接という認識を持って挑むことが肝心です。良い求人を紹介してくれるかどうかは担当者が自分に対してどのような認識を持ったかによって決まります。その機会として唯一提供されているのがヒアリングであり、このときの様子から判断して担当者は紹介する求人を選び出しているのです。ここで自分の能力を正しく理解してもらえないとマッチングにも失敗してしまうことになります。

しばしば担当者の能力が低いからマッチングができなかったという批判が行われていますが、半分はエンジニア側の責任です。自分の能力が特殊であるほど、適切な形で理解してもらえるように伝えなければなりません。エンジニア向けの人材紹介を専門にしていても、最新の技術となると完全にフォローできていない場合もあります。それも考慮して自分の能力をわかりやすく伝えて適切なマッチングを行いやすくする配慮が必要なのです。